FP1級 2024年9月 実技試験|第9問 過去問解説 「住宅借入金等特別控除の計算」

※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。あらかじめご理解いただければ幸いです。

正解は「B.170,100円」です。
認定長期優良住宅に該当する新築住宅については、住宅ローン控除率0.7%が適用されますが、各人の控除額はその年の所得税額が上限となります。

この記事では、FP1級実技試験(2024年9月)で出題された第9問「住宅借入金等特別控除の計算」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。

住宅ローン控除の基本

住宅ローン控除額=年末借入金残高×控除率

2024年に入居した認定長期優良住宅は控除率0.7%が適用され、年末借入金残高には要件を満たす借入金のみを含めます。

問われているポイント

この問題では、「控除対象となる借入金の範囲」「共有名義における按分」「所得税額による控除限度」が正しく理解できているかが問われています。

気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)

  • 金融機関および勤務先からの借入金は要件を満たせば控除対象
  • 親族からの借入金は住宅ローン控除の対象外
  • 控除額は各人の所得税額が上限となる

補足
共有名義の場合、年末借入金残高および控除額は登記持分割合に応じて各人に按分します。

計算の流れ

【卓也さん】
金融機関1,584万円+勤務先490万円=2,074万円
2,074万円×0.7%=145,180円(所得税額30万円の範囲内)
【友美さん】
金融機関396万円×0.7%=27,720円→所得税額2.5万円が上限のため25,000円
合計:145,180円+25,000円=170,180円→100円未満切捨てで170,100円

FP試験での出題パターン

住宅ローン控除では、控除対象借入金の判定と「税額控除の上限(所得税額)」の処理が頻出です。計算後に必ず税額上限を確認することが重要です。

まとめ

  • 認定長期優良住宅の控除率は0.7%
  • 親族からの借入金は控除対象外
  • 各人の控除額は所得税額が上限
  • 本問の住宅ローン控除合計額は170,100円
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