FP2級 2023年1月 実技試験|第4問 過去問解説 「債券の最終利回りの計算」

※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。あらかじめご理解いただければ幸いです。

正解は「0.148%」です。
最終利回り(単利・年率)は、表面利率による利息収入と償還差益を合算し、それを買付価格で割って残存期間で除して求めます。本問では小数点以下第4位を切り捨てます。

この記事では、FP2級実技試験(2023年1月)で出題された過去問の第4問「債券の最終利回りの計算」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。

最終利回り(単利)の計算式

最終利回り(%)={年間利息+(償還価格-買付価格)÷残存年数}÷買付価格×100

単利計算では、毎年受け取る利息と、満期までに得られる償還差益を年平均に直して合算します。

本問の計算

①年間利息
100円×0.10%=0.10円

②償還差益
100.00円-99.62円=0.38円

③年平均償還差益
0.38円÷8年=0.0475円

④年間収益合計
0.10円+0.0475円=0.1475円

⑤最終利回り
0.1475円÷99.62円×100=0.14806…%
小数点以下第4位切り捨て ⇒ 0.148%

気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)

  • 最終利回りは「買付価格」で割る
  • 償還差益は残存期間で割って年平均にする
  • 端数処理は「小数点以下第4位切り捨て」

補足
クーポン利率(表面利率)だけでなく、償還差益を含めて計算する点が試験で頻出のポイントです。

FP試験での出題パターン

債券の利回り計算は、表面利率・応募者利回り・最終利回りの違いを理解しているかが問われます。
計算自体は定型式なので、式を正確に覚えて確実に得点できるようにしておきましょう。

まとめ

  • 最終利回りは「年間利息+年平均償還差益」を買付価格で割る
  • 本問の最終利回りは0.148%
  • 端数処理の指示に注意
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