FP2級 2023年1月 実技試験|第29問 過去問解説 「住宅ローンの期間短縮型繰上げ返済」

※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。あらかじめご理解いただければ幸いです。

正解は「1年8ヵ月」です。
120回返済後の残高17,064,318円に対し、100万円を期間短縮型で繰上げ返済すると、以後の元金充当部分の合計からみて約20回分の返済が不要となります。20回=1年8ヵ月となります。

この記事では、FP2級実技試験(2023年1月)で出題された過去問の第29問「住宅ローンの期間短縮型繰上げ返済」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。

期間短縮型の考え方

繰上げ返済額 ÷ 1回当たりの元金返済額 ≒ 短縮回数

期間短縮型は「毎月返済額は変えずに、返済回数を減らす」方法です。したがって、将来支払う予定だった元金部分が前倒しで返済されることで、後ろの返済回数が減少します。

問われているポイント

120回返済後の残高は17,064,318円です。
この時点で100万円を繰上げ返済します。

121回目以降の元金返済額は約49,000円~52,000円程度で推移しています。
100万円 ÷ 約50,000円 ≒ 20回

したがって、短縮される返済期間は20回分です。

20回 ÷ 12ヵ月 = 1年8ヵ月

よって、正解は1年8ヵ月となります。

気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)

  • 期間短縮型は「返済額」ではなく「回数」が減る
  • 計算の基準は「元金部分」である
  • 利息部分ではない点に注意
  • 概算で割り算して回数を求める形式が頻出

補足
本問では元金部分が約5万円で推移しているため、100万円で約20回分を前倒しできると判断します。

FP試験での出題パターン

FP2級実技では、住宅ローンの繰上げ返済(期間短縮型・返済額軽減型)の違いを理解しているかが問われます。
特に「元金部分で割る」という基本原則は必須知識です。

まとめ

  • 期間短縮型は元金部分で短縮回数を求める
  • 100万円 ÷ 約5万円 ≒ 20回
  • 20回=1年8ヵ月が正解
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