※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。あらかじめご理解いただければ幸いです。
正解は「C:労働者の職種、資格や転勤の有無によっていくつかのコースを設定して、コースごとに異なる雇用管理を行う、いわゆるコース別雇用管理制度が「あり」とする企業割合は、企業規模5,000人以上では約8割を占めている。」です。
本問は、令和3年度雇用均等基本調査(企業調査)に基づき、コース別雇用管理制度の企業実態について正確に理解できているかがポイントです。大規模企業でも約8割というのは誤りであり、実際にはやや低い割合となっています。
この記事では、社会保険労務士試験(令和5年・第55回)で出題された択一式 問1「女性雇用等」に関して、試験対策の観点からわかりやすく解説します。
問題の背景と趣旨
令和3年度雇用均等基本調査(企業調査)の統計をもとに女性雇用の実態を把握する問題
女性の職種構成や管理職割合、コース別雇用管理制度の導入状況、不妊治療との両立支援制度など、企業における女性雇用施策の実態を問う問題です。試験では、統計数値や割合を正確に把握することが求められます。
各選択肢のポイント
- A:正しい。女性は一般職の割合が最も高く、男性は総合職の割合が最も高い構造になっている。
- B:正しい。新規学卒者採用において総合職は男女とも採用する企業の割合が最も高いことが確認されている。
- C:誤り。企業規模5,000人以上でのコース別雇用管理制度導入割合は約8割ではなく、実際にはやや低い割合であり、数字が過大に記載されている。
- D:正しい。課長相当職以上の女性管理職割合や係長相当職以上の割合は統計上の概数と整合する。
- E:正しい。不妊治療と仕事の両立支援制度では、時間単位年休が最も多く、次いで特別休暇、短時間勤務制度の順となる。
問われているポイント
本問では、女性雇用に関する統計データを正確に把握できているかが問われています。特に、大規模企業におけるコース別雇用管理制度の導入割合を誤認しやすいため注意が必要です。
気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)
- コース別雇用管理制度の導入割合は企業規模により異なる。過大評価に注意
- 統計上の概数と文章の数字が一致しているか確認する
- 他の選択肢は統計に基づいた正しい記述であることが多く、間違いを見極めることが重要
補足
社労士試験では、最新の雇用均等基本調査や統計資料に基づいた問題が出題されることがあります。データの正確な理解と解釈が得点につながります。
社会保険労務士試験での出題パターン
女性雇用に関する問題では、職種構成、管理職割合、コース別雇用管理制度、両立支援制度などの統計資料の理解が問われます。数字の把握と誤認しやすい箇所の整理が重要です。
この知識が使われている問題
まとめ
- 女性雇用に関する統計は企業規模や職種で差があるため注意
- コース別雇用管理制度の導入割合を過大評価しない
- 最新の雇用均等基本調査を理解し、数字や制度の内容を正確に把握することが重要