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正解は「D:四つ」です。
健康保険法に関する出題では、各規定の適用範囲や例外を正確に理解することが重要です。本問では、5つの記述のうち、法令に照らして正しいものは4つであることを確認します。
この記事では、社会保険労務士試験(令和5年・第55回)で出題された択一式 問3「健康保険法の正誤判定」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。
各記述の正誤ポイント
- ア:正しい。産前産後休業終了時改定では、標準報酬月額の適用期間や翌年8月までの取り扱いが条文に沿っている。
- イ:正しい。保険者は社会保険診療報酬支払基金や健康保険組合連合会に審査・支払事務を委託可能である。
- ウ:正しい。任意継続被保険者の保険料前納については、前納期間の各月初日に納付済みとみなされる規定がある。
- エ:誤り。71歳以上の高齢者(70歳以上75歳未満)は高額療養費の自己負担上限が年齢・所得区分に応じて異なり、市町村民税非課税者でも上限額は8,000円ではなく異なる金額が設定されるため、この記述は不正確。
- オ:正しい。療養給付や家族療養費の報告義務に従わない場合、30万円以下の罰金に処せられる点は条文通り。
問われているポイント
この問題では、健康保険法の規定の正誤判定能力を確認しています。条文に基づく具体的数字や対象者の区分、期間の取り扱いに注意して判断することが求められます。
気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)
- 高齢者の高額療養費は年齢・所得区分により自己負担限度額が異なる
- 前納保険料の取り扱いや報酬改定の適用期間など、詳細規定を正確に押さえる
- 報告義務違反に対する罰則は条文通り、虚偽・不回答の場合に限定される
補足
社労士試験では、条文の細かい適用要件を正確に理解し、誤記述を見抜く力が得点につながります。条文の数字や期間の取り扱いは必ず確認しましょう。
社会保険労務士試験での出題パターン
健康保険法分野では、標準報酬月額の改定、審査支払委託、任意継続、自己負担上限、高額療養費の対象、罰則規定など、具体的かつ細部の条文理解が繰り返し問われます。条文原文と運用例を整理して覚えておくことが重要です。
この知識が使われている問題
まとめ
- 5つの記述のうち、正しいものは4つである
- 高齢者の高額療養費の上限や報酬改定、前納保険料など、条文上の具体的数字・期間を正確に理解する
- 条文理解と誤記述の判定能力が社労士試験での得点に直結する