※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。あらかじめご理解いただければ幸いです。
正解は「C:(イとエ)」です。
障害厚生年金の受給権は、障害等級に該当しなくなった場合には消滅し、遺族厚生年金の支給要件には死亡者の保険料納付要件も考慮されるため、選択肢イとエの記述は誤りです。
この記事では、社会保険労務士試験(令和5年・第55回)択一式 問10「厚生年金保険法」に関して、試験対策の観点からわかりやすく解説します。
誤っている選択肢のポイント
選択肢イ・エ=条文・制度趣旨に反する誤り
- イ:障害厚生年金は、障害等級に該当する状態でなくなった場合には受給権が消滅します。63歳時点で3級の障害に該当しなくなれば、65歳時点でも受給権は消滅しており、選択肢イの記述は誤りです。
- エ:遺族厚生年金の支給要件には、死亡者の保険料納付要件が問われます。従って、「保険料納付要件は問わない」という選択肢エの記述も誤りです。
正しい選択肢のポイント
- ア:最低保障額の設定、加給年金額の扱いは正しい。
- ウ:遺族厚生年金の支給開始年齢や国民年金との関係も正しい。
- オ:遺族基礎年金の受給権消滅後の遺族厚生年金の消滅時期も正しい。
問われているポイント
この問題では、障害厚生年金の受給権消滅条件と遺族厚生年金の支給要件(保険料納付要件)の理解が問われています。誤りやすい受給権消滅のタイミングや条件を正確に押さえることが重要です。
気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)
- 障害厚生年金は障害等級に該当しなくなった時点で受給権が消滅する
- 遺族厚生年金の支給要件には死亡者の保険料納付要件も含まれる
- 遺族基礎年金と遺族厚生年金の関係や消滅時期を混同しない
補足
社労士試験では、障害厚生年金・遺族厚生年金・遺族基礎年金の支給要件や受給権消滅の条件が繰り返し問われます。条文の文言と制度趣旨を整理して理解することが得点につながります。
社会保険労務士試験での出題パターン
厚生年金保険法分野では、障害厚生年金の等級判定、受給権消滅条件、遺族厚生年金の支給要件、遺族基礎年金との関係などが繰り返し問われます。条文原文と施行規則・制度趣旨の違いを整理して理解することが重要です。
この知識が使われている問題
まとめ
- 障害厚生年金の受給権は、障害等級に該当しなくなった時点で消滅
- 遺族厚生年金の支給要件には死亡者の保険料納付要件も含まれる
- 遺族厚生年金と遺族基礎年金の受給権や消滅時期を正確に理解する