※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。あらかじめご理解いただければ幸いです。
正解は「D:傷病(がん、糖尿病等の私傷病)を抱えた労働者が治療と仕事を両立できるような取組がある事業所のうち、取組に関し困難や課題と感じていることがある事業所の割合は約8割となっている。このうち、困難や課題と感じている内容(複数回答)をみると、「上司や同僚の負担」の割合が最も多く、洗いで「代替要員の確保」となっている。」です。
他の記述は統計調査に基づく正しい内容であるため、誤りはこの選択肢のみです。
この記事では、社会保険労務士試験(令和6年・第56回)で出題された過去問の択一式 問1「労働安全衛生に関する統計」の誤記述について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。
統計データをもとにした労働安全衛生のポイント
事業所の取組状況=調査統計に基づく割合と内容
令和4年労働安全衛生調査(実態調査)(事業所調査)(厚生労働省)では、事業所における各種労働安全衛生対策の実施状況や、取組内容・課題が集計されています。社労士試験では、統計の正確性や誤った記述を見抜く問題が出題されることがあります。
各選択肢のポイント
- A:メンタルヘルス対策に取り組む事業所は6割を超え、ストレスチェック実施が最多、次いで労働者への配慮。統計に基づき正しい。
- B:一般健康診断で所見のあった労働者がいる事業所の割合は約7割で、医師等からの意見聴取が最多。正しい。
- C:私傷病を抱えた労働者への両立支援取組は約6割で、内容として柔軟な労働時間や制度整備が多い。正しい。
- D:傷病労働者への取組に関して困難や課題を感じている事業所の割合は8割ではなく、正確には統計上この割合は異なるため誤り。この選択肢が正解。
- E:転倒災害防止対策実施事業所は8割超、整理整頓や設備改善が最多。正しい。
問われているポイント
この問題では、統計データの正確性を判断する力が問われています。特に、メンタルヘルス、健康診断、私傷病両立支援、転倒災害防止といった各取組の割合や内容を押さえておくことが重要です。
気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)
- 取組の割合を正確に確認すること。数字の桁違いや過大評価に注意
- 複数回答の順位や内容を混同しない
- 「困難や課題」の統計は誤記述されやすいので特に注意
補足
社労士試験では、統計や調査結果に基づく正誤問題が出題されます。調査対象・期間・項目を整理して覚えることが得点につながります。
社会保険労務士試験での出題パターン
労働安全衛生法分野では、統計調査や取組状況の正誤判断、具体的取組内容の順位や割合の把握が繰り返し問われます。数字や調査名称を正確に理解しておくことが重要です。
この知識が使われている問題
まとめ
- 統計調査の正確な数値・内容を把握することが重要
- 複数回答や順位、割合の確認に注意
- 傷病労働者の両立支援に関する課題認識の統計は誤りになりやすい
この解説で理解すべき用語