※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。あらかじめご理解いただければ幸いです。
正解は「B:(アとウ)」です。
日本の公的年金制度の基本は賦課方式で運営され、短時間労働者も被用者保険の適用拡大により厚生年金や医療保険のメリットを受けられることが正しい記述です。
この記事では、社会保険労務士試験(令和6年・第56回)で出題された択一式 問9「社会保障制度」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。
Contents
公的年金制度の仕組み
公的年金=現役世代の保険料で高齢世代へ給付(賦課方式)+生涯にわたる年金給付
公的年金制度は、現役世代の保険料で高齢世代の給付をまかなう賦課方式を基本としており、生涯にわたる年金給付が保証されます。必要なときに給付を受けられる社会保険として機能している点が重要です。
短時間労働者と被用者保険
短時間労働者の被用者保険適用拡大により、これまで国民年金・国民健康保険に加入していた者も厚生年金や医療保険の給付を受けられます。厚生年金の報酬比例部分や障害厚生年金、医療保険の傷病手当金・出産手当金などが主なメリットです。
各選択肢のポイント
- ア:公的年金は賦課方式で生涯給付されるため正しい
- イ:全人口の約3割が受給権を有しているとの記述は数字が正確でないため誤り
- ウ:短時間労働者の被用者保険適用拡大による厚生年金・医療保険のメリットは正しい
- エ:外国との社会保障協定は正しいが、初回締結国はドイツではなく他国である可能性があるため誤り
- オ:英国・韓国・中国・イタリアの協定は年金通算だけでなく他の内容も含まれる場合があるため誤り
問われているポイント
この問題では、公的年金の仕組みと短時間労働者の被用者保険適用拡大の効果を理解しているかが問われています。白書や統計に基づいた制度内容を押さえることが重要です。
気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)
- 公的年金は賦課方式が基本である
- 短時間労働者も厚生年金や医療保険の給付を受けられる
- 外国との社会保障協定の初回締結国や内容の詳細は正確に確認する
補足
社労士試験では、年金制度の基本構造や被用者保険の適用範囲、白書や統計データに基づく理解が問われることがあります。
社会保険労務士試験での出題パターン
社会保障制度分野では、年金制度の仕組み、被用者保険の適用拡大、海外協定の内容などが繰り返し出題されます。制度の基本構造と最新の法改正を整理して理解することが重要です。
この知識が使われている問題
まとめ
- 公的年金は賦課方式で生涯にわたり給付される
- 短時間労働者も厚生年金や医療保険の給付対象になる
- 社会保障協定の詳細は初回締結国や内容に注意