社会保険労務士試験 第56回(令和6年) 択一式|問4 過去問解説 「老齢厚生年金の支給繰下げ」

※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。あらかじめご理解いただければ幸いです。

正解は「C:三つ」です。
老齢厚生年金の支給繰下げは、障害年金や遺族年金の受給権者には申出できない場合があります。支給繰下げの適用対象と例外を正確に理解することが重要です。

この記事では、社会保険労務士試験(令和6年・第56回)で出題された択一式 問4「老齢厚生年金の支給繰下げ」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。

支給繰下げの申出ができない場合

障害・遺族年金の受給権者は支給繰下げ不可

老齢厚生年金の支給繰下げは、受給権を取得した時点で障害年金または遺族年金の受給権がある場合は申出できません。これにより、対象者が繰下げ申出を行うことにより他の年金給付との調整が必要になるためです。基礎年金の受給権者である場合は繰下げ申出が可能です。

各選択肢のポイント

  • ア: 障害厚生年金の受給権者 → 支給繰下げ不可(含む)
  • イ: 遺族厚生年金の受給権者 → 支給繰下げ不可(含む)
  • ウ: 老齢基礎年金の受給権者 → 支給繰下げ可能(除外)
  • エ: 障害基礎年金の受給権者 → 支給繰下げ不可(含む)
  • オ: 遺族基礎年金の受給権者 → 支給繰下げ可能(除外)

問われているポイント

この問題では、老齢厚生年金の支給繰下げ申出の制限対象を正確に理解しているかが問われています。障害年金や遺族年金の受給権者は支給繰下げできないことを押さえることが得点のポイントです。

気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)

  • 基礎年金(老齢基礎年金・遺族基礎年金)の受給権者は支給繰下げ可能
  • 障害年金や遺族年金の受給権者は支給繰下げ不可
  • 複数の年金給付との調整を意識して問題文を読む

補足
社労士試験では、支給繰下げの可否と対象者の区分を正確に整理して覚えることが重要です。

社会保険労務士試験での出題パターン

老齢厚生年金の支給繰下げは、障害年金や遺族年金との関係で繰り返し出題されます。対象者の資格や受給権の有無に応じた取り扱いを条文で正確に押さえることが重要です。

まとめ

  • 支給繰下げは障害年金・遺族年金の受給権者には申出不可
  • 基礎年金の受給権者は支給繰下げ可能
  • 対象者区分を整理して覚えることが得点につながる
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