※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。あらかじめご理解いただければ幸いです。
正解は「E.派遣労働者が就業している事業所について、派遣労働者の不合理な待遇格差の解消に向けた派遣先労働者の待遇情報及び派遣労働者の派遣先における職務の評価情報の提供について、派遣事業所から情報の提供が求められ、実際に提供したことがある事業所を提供した情報の種類別にみると、『福利厚生施設(給食施設、休憩室、更衣室)』の割合が最も高く、次いで『派遣先が行った派遣労働者の職務の評価情報(働きぶりや勤務態度)』『業務に必要な能力を付与するための教育訓練』の順となっている。」です。
本問題は、令和4年派遣労働者実態調査(事業所調査)(厚生労働省)の統計に基づき、派遣労働者の待遇情報提供や教育訓練の実態について理解しているかを問う内容です。
この記事では、社会保険労務士試験(令和7年・第57回) 択一式 問3「労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識」における派遣労働者に関する統計データの問題について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。
派遣労働者の現状(令和4年度)
派遣労働者の情報提供・待遇改善の統計=福利厚生・評価情報・教育訓練
令和4年派遣労働者実態調査によると、派遣事業所では不合理な待遇格差を解消するため、派遣先労働者の待遇情報や派遣労働者の職務評価情報を提供する取組が行われています。特に提供される情報として最も多いのは「福利厚生施設(給食施設、休憩室、更衣室)」であり、次いで「派遣先が行った派遣労働者の職務の評価情報」、「業務に必要な能力を付与するための教育訓練」となっています。
各選択肢のポイント
- A:産業別では宿泊業・飲食サービス業の派遣労働者割合が最も高い → 誤り。正しくは情報提供・待遇改善に関する統計を問う
- B:派遣労働者を就業させる理由の順序 → 統計として正しいが本問の正解ではない
- C:事業所規模別で小規模ほど派遣労働者割合が高い → 誤り
- D:教育訓練・能力開発を実施した事業所割合は約3割 → 統計として正しいが本問の正解ではない
- E:派遣労働者の待遇格差解消のための情報提供内容 → 正しい(正解)
問われているポイント
本問題では、派遣労働者の不合理な待遇格差の解消に向けた情報提供や教育訓練の実施状況について、統計データを正確に把握しているかが問われています。
統計資料の理解に加え、提供される情報の種類や割合の順序を押さえておくことが重要です。
気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)
- 待遇格差の解消に関する情報提供で、最も多いのは福利厚生施設に関する情報である
- 職務評価情報や教育訓練の提供はそれに続く
補足
試験では、派遣労働者に関する統計の順位や割合を正確に覚えておくことが、誤選択肢を見抜くポイントになります。
社会保険労務士試験での出題パターン
派遣労働者に関する問題は、産業別・事業所規模別割合、就業理由、教育訓練・能力開発の実施状況、待遇格差解消のための情報提供など、統計資料の理解を問う形式で繰り返し出題されています。
この知識が使われている問題
▶ 社会保険労務士試験 令和7年度(2025年)択一式の過去問「労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識」に挑戦する
まとめ
- 派遣労働者の待遇格差解消に向け、福利厚生施設に関する情報提供が最も多い
- 次いで職務評価情報、教育訓練情報が提供される
- 統計資料の順位や割合を正確に把握することが、試験での正答につながる