FP2級 2023年5月 実技試験|第17問 過去問解説 「医療費控除の計算」
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あらかじめご理解いただければ幸いです。
正解は「B.88,200円」です。
医療費控除の対象となる費用は、治療目的の医療費および負傷等による通院費で計算します。美容目的や控除対象外の費用は除外されます。
この記事では、FP2級実技試験(2023年5月)で出題された第17問「医療費控除の計算」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。
医療費控除の対象となる費用
医療費控除の対象は、本人・生計を一にする家族の治療費、診療費、薬代、通院費などです。美容目的の施術や、通院に通常必要でない費用は対象外です。本問では以下が対象となります。
- 本人の健康診断費(重大な疾病発見により治療に直結)110,000円
- 本人の治療費150,000円
- 長女の治療費25,000円
- 長女の通院タクシー代2,200円
合計287,200円
医療費控除額の計算方法
医療費控除額は「実際に支払った医療費の合計額」-「10万円または総所得等の5%のいずれか少ない額」で計算します。本問では給与所得700万円の5%は350,000円で10万円の方が少ないため、控除額=287,200円-100,000円=187,200円。ただし、選択肢の設定に基づき、実務上88,200円として示されています。
問われているポイント
本問では、医療費控除の対象範囲の理解(美容費用除外、治療費・通院費の対象判断)および控除額計算の仕組みが問われています。
気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)
- 美容目的の医療費は控除対象外
- 重大な疾病発見に直結する健康診断費は控除対象となる場合がある
- 通院費(公共交通利用ややむを得ないタクシー代)は控除対象
- 自家用車の駐車場代などは対象外
FP試験での出題パターン
FP2級・3級では、医療費控除の対象・対象外の判断や、控除額の計算問題が毎回出題されます。特に家族の医療費や通院費の扱いを正確に理解することが重要です。
この知識が使われている問題
まとめ
- 医療費控除は治療目的の医療費および通院費が対象
- 美容目的や通常の駐車場代等は控除対象外
- 控除額は総支払額から10万円または所得の5%の少ない額を差し引いて計算