FP2級 2023年5月 実技試験|第18問 過去問解説 「贈与税の計算」
※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。
あらかじめご理解いただければ幸いです。
正解は「331万円」です。
父からの贈与は相続時精算課税制度の適用により、非課税枠を超える分に20%の贈与税が課され、叔父からの贈与は一般贈与財産として暦年課税で計算されます。
この記事では、FP2級実技試験(2023年5月)で出題された第18問「贈与税の計算」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。
Contents
父からの贈与(相続時精算課税制度)
横川さんは2021年から父の贈与について相続時精算課税制度を適用しています。
累計贈与額:2021年1,500万円+2022年1,500万円=3,000万円
非課税枠:2,500万円
超過額:3,000万円-2,500万円=500万円
贈与税:500万円×20%=100万円
叔父からの贈与(一般贈与財産)
叔父からの贈与1,000万円は相続時精算課税の適用外で暦年課税により計算します。
課税価格=1,000万円-基礎控除110万円=890万円
速算表より、課税価格600万円超1,000万円以下の税率40%、控除額125万円
贈与税=890万円×40%-125万円=231万円
合計贈与税額
父からの100万円+叔父からの231万円=合計331万円
問われているポイント
本問では、相続時精算課税制度と暦年課税の使い分け、非課税枠の確認、速算表による贈与税計算の理解が問われています。
気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)
- 相続時精算課税制度の贈与は累計で非課税枠を超えた部分のみ課税
- 暦年課税は贈与者ごとに基礎控除110万円を適用
- 速算表を正しく使い、税率と控除額を確認する
FP試験での出題パターン
FP2級・3級では、贈与税計算問題で相続時精算課税制度と暦年課税の使い分けや速算表の活用が毎回出題されます。
この知識が使われている問題
まとめ
- 父からの贈与は相続時精算課税制度で非課税枠超過分に20%課税
- 叔父からの贈与は一般贈与財産として暦年課税で計算
- 速算表の税率・控除額を正確に確認して計算することが重要
- 2022年分の合計贈与税額は331万円