FP2級 2023年9月 学科試験|第5問 過去問解説 「公的年金の支給に関する適否」

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あらかじめご理解いただければ幸いです。

正解は「D.加給年金額が加算される老齢厚生年金について繰下げ支給の申出をする場合、加給年金額についても繰下げ支給による増額の対象となる。」です。
加給年金額は繰下げ支給の対象外であり、この記述は不適切です。老齢厚生年金の繰下げ支給で増額されるのは本人の年金額のみです。

この記事では、FP2級学科試験(2023年9月)で出題された過去問の第5問「公的年金の支給に関する適否」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。

公的年金の繰下げ支給と加給年金

老齢厚生年金の繰下げ支給は、受給開始を遅らせることで本人年金額を増額します。しかし、加給年金額は繰下げ対象外で、増額されません。加給年金額は65歳以降に受給する配偶者や子の扶養に応じて加算される年金です。

問われているポイント

この問題では、「加給年金額は繰下げ支給の増額対象になるかどうか」が正しいかどうかが問われています。

気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)

  • 老齢厚生年金の繰下げ支給で増額されるのは本人年金のみ
  • 加給年金額は繰下げ支給の対象外
  • 繰上げ支給を行う場合は、老齢基礎年金との同時請求が必要

補足
繰下げ・繰上げ支給の取扱いや対象となる年金額を正確に理解しておくことがFP試験では重要です。

FP試験での出題パターン

FP2級・3級では、公的年金の繰上げ・繰下げ支給、加給年金額、支給開始年齢に関する知識の識別問題が毎回出題されます。

まとめ

  • 老齢厚生年金の繰下げ支給で増額されるのは本人年金のみ
  • 加給年金額は繰下げ支給の対象外である
  • 繰上げ支給の場合は老齢基礎年金と同時請求が必要
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