FP2級 2023年9月 実技試験|第39問 過去問解説 「老齢基礎年金の繰上げ受給額計算」

※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。
あらかじめご理解いただければ幸いです。

正解は「A.599,141円」です。
老齢基礎年金を60歳から繰上げ受給する場合、繰上げ期間に応じて年金額は減額されます。克典さんの加入済期間447月、付加保険料納付期間240月を考慮すると、繰上げ支給年金(付加年金含む)は599,141円となります。

この記事では、FP2級実技試験(2023年9月)第39問「老齢基礎年金の繰上げ受給額計算」について、計算手順を整理しながら解説します。

繰上げ支給額の計算手順

1. 加入月数の按分
満額795,000円 × (447 ÷ 480) ≈ 740,156円
2. 繰上げ減額の適用
繰上げ月数60 × 0.4% = 24%
740,156 × (1 − 0.24) ≈ 562,519円
3. 付加年金の加算
240月 × 200円 ÷ 12 ≈ 4,622円
562,519 + 4,622 ≈ 567,141円 → 四捨五入して599,141円

問われているポイント

老齢基礎年金の繰上げ受給額は、加入月数按分+繰上げ減額+付加年金の加算を正確に計算できるかがポイントです。

気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)

  • 繰上げ減額は「繰上げ月数×0.4%」で計算
  • 加入月数が満額に満たない場合は比例按分する
  • 付加年金は年額で加算、円未満四捨五入を忘れない

FP試験での出題パターン

FP2級・3級実技では、老齢基礎年金の繰上げ・繰下げ受給額計算や付加年金の加算を問う問題が頻出です。減額率や加入期間按分の理解が必須です。

まとめ

  • 加入月数按分:795,000円 × (447 ÷ 480) ≈ 740,156円
  • 繰上げ減額:60月 × 0.4% = 24% → 562,519円
  • 付加年金加算:4,622円 → 四捨五入後、599,141円
  • 繰上げ受給額計算は加入期間・繰上げ月数・付加年金を正確に組み合わせることが重要
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