FP2級 2024年1月 学科試験|第23問 過去問解説 「固定利付債券の利回り」

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あらかじめご理解いただければ幸いです。

正解は「A.(ア)0.63%(イ)高い」です。
表面利率0.90%、額面100円当たり103円で購入した債券を4年後に102円で売却した場合、所有期間利回りは0.63%となり、償還期限まで保有した場合の利回りよりも高くなります。

この記事では、FP2級学科試験(2024年1月)の第23問「固定利付債券の利回り(単利・年率)」について、計算の考え方を中心に解説します。

利回りの種類と計算

・所有期間利回り(HPR: Holding Period Return):購入から売却までの期間の実質利回り
・最終利回り(Yield to Maturity, YTM):償還まで保有した場合の年率利回り
・単利・年率で計算する場合、利息と値上がり・値下がりを合計して期間で割り、年率換算します。

問われているポイント

この問題では、購入価格・売却価格・表面利率・保有期間をもとに、所有期間利回りを求め、償還利回りとの大小関係を理解しているかが問われています。

気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)

  • 所有期間利回りは購入価格と売却価格で決まるため、償還までの利回りとは異なる
  • 単利計算では、年率換算のために期間(年数)で割ることを忘れない

補足
売却時の価格が購入価格より低い場合でも、表面利率の利息を含めると所有期間利回りが償還利回りを上回ることがあります。

FP試験での出題パターン

FP2級では、債券の利回り計算(単利・年率)、保有期間利回りと償還利回りの違いを理解する問題が定期的に出題されます。計算式を整理して覚えておくことが重要です。

まとめ

  • 所有期間利回り(HPR)は購入から売却までの実際の利回り
  • 償還までの利回り(YTM)との大小関係を理解する
  • 単利・年率で計算する場合、利息と値動きの合計を期間で割って年率換算する
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