FP2級 2024年1月 実技試験|第30問 過去問解説 「個人向け国債(変動10年)の中途換金」
※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。
あらかじめご理解いただければ幸いです。
正解は「C.市場金利が低下すると個人向け国債(変動10年)の債券価格は上昇し、中途換金の際に値上がり益が生じることもあります。」です。
個人向け国債(変動10年)は、中途換金時に額面金額+経過利子相当額-中途換金調整額で換金されますが、債券価格の変動による値上がり益は生じません。吉田さんの説明のうち、この点が誤りで最も不適切です。
この記事では、FP2級実技試験(2024年1月)で出題された過去問の第30問「個人向け国債(変動10年)の中途換金」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。
個人向け国債(変動10年)の中途換金の基本
・発行から1年経過すれば原則いつでも中途換金可能
・中途換金は全額または額面1万円単位で可能
・換金額=額面金額+経過利子相当額-中途換金調整額
・中途換金調整額は直前2回分の各利子(税引前)相当額に基づき算出
・債券価格の市場変動による値上がり益は発生しない
問われているポイント
この問題では、「市場金利が低下すると値上がり益が生じる」という説明が誤りであることを識別する必要があります。
個人向け国債(変動10年)の中途換金額は、制度で定められた計算式に基づき決まるため、債券市場の価格変動は影響しません。
気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)
- 変動10年型は額面+利子-調整額で換金され、市場価格は影響しない
- 額面1万円単位で換金可能であり、中途換金は1年経過後から可能
- 債券の売買と誤解しないこと
補足
FPは顧客に「市場価格の値上がり益は発生しない」と正確に説明することが重要です。
FP試験での出題パターン
FP2級・3級では、個人向け国債や変額年金の中途換金ルールを理解しているかを問う問題が出題されます。
特に換金額の計算方法や換金可能時期、調整額の算出方法は確実に押さえておく必要があります。
この知識が使われている問題
まとめ
- 個人向け国債(変動10年)の中途換金は、額面+経過利子-調整額で計算される
- 市場金利の変動による値上がり益は発生しない
- 換金は額面1万円単位で可能で、発行から1年経過後に行える