FP2級 2024年9月 学科試験|第16問 過去問解説 「法人契約の生命保険等の経理処理」

※本情報は解説作成時点のもので、閲覧時点では法改正等により情報が変更になっている場合がございます。
あらかじめご理解いただければ幸いです。

正解は「A」です。
被保険者が役員で法人が受取人の終身保険の解約返戻金は、契約内容や会計・税務上の取り扱いにより全額を益金算入するとは限りません。そのため、「全額益金算入」とする記述は不適切です。

この記事では、FP2級学科試験(2024年9月)で出題された第16問「法人契約の生命保険等の経理処理」について、試験対策の観点からわかりやすく解説します。

法人契約生命保険の経理処理の基本

法人が契約者である生命保険等の保険料や受取金の会計処理・税務処理の基本は以下の通りです。
・終身保険の解約返戻金:契約内容・解約返戻率によって益金算入額は異なる
・医療保険の給付金:法人が受け取った入院給付金・手術給付金は原則全額益金算入
・養老保険の保険料:支払保険料は資産計上
・定期保険の前半保険料:契約期間の一定割合を資産計上し、残額を損金算入可能

問われているポイント

この問題では、法人契約の生命保険における「解約返戻金の益金算入」の扱いについて正しい知識を理解しているかが問われています。終身保険は契約内容により益金算入の扱いが変わるため、全額益金算入と断定するのは不適切です。

気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)

  • 解約返戻金の益金算入額は契約内容によって異なる
  • 医療保険の給付金は法人益金算入が原則
  • 養老保険や定期保険の支払保険料の資産計上と損金算入の扱いを正確に理解する

補足
FP試験では、法人契約の生命保険の経理・税務処理のルールを整理しておくと、誤選択肢の判断が容易になります。

FP試験での出題パターン

FP2級・3級では、法人契約生命保険の支払保険料・解約返戻金・給付金の会計処理・税務処理に関する正誤識別問題が毎回出題されます。契約種類ごとの処理の違いを正確に押さえることが合格のカギです。

まとめ

  • 終身保険の解約返戻金は全額益金算入とは限らず契約内容により異なる
  • 医療保険の給付金は法人が受け取れば原則全額益金算入
  • 養老保険・定期保険の保険料は資産計上や損金算入の扱いが異なる
← 前の解説:FP2級 2024年9月 学科試験|第15問 過去問解説 「生命保険の税金」
次の解説:FP2級 2024年9月 学科試験|第17問 過去問解説 「損害保険の基本的な仕組み」 →