【FP2級 2024年9月 実技試験】第23問の解説
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あらかじめご理解いただければ幸いです。
正解は「D.350,000円×1.00×300㎡×(1-70%×30%×100%)」です。
貸家建付地の相続税評価額は、自用地評価額から借地権割合と借家権割合を掛けた分を減額して算出します。
この記事では、FP2級実技試験(2024年9月)第23問「貸家建付地の相続税評価額計算」について、路線価方式の適用方法を含めて解説します。
貸家建付地評価額の基本
貸家建付地の評価額 = 自用地評価額 × (1 − 借地権割合 × 借家権割合)
自用地評価額 = 路線価 × 奥行価格補正率 × 地積
計算の流れ
1. 自用地評価額を算出:350,000円 × 1.00 × 300㎡ = 105,000,000円
2. 減額率を計算:借地権割合70% × 借家権割合30% = 21%
3. 貸家建付地評価額:105,000,000円 × (1 − 0.21) = 82,950,000円
問われているポイント
ポイントは、貸家建付地の場合、所有者が賃貸中である宅地の評価額を**借地権割合と借家権割合を用いて減額すること**です。奥行価格補正率は本問では1.00で調整済みです。
注意点(勘違いしやすいポイント)
- 借地権割合は、土地全体の評価に対して掛ける
- 借家権割合は、建物の賃貸割合に応じて評価減を算出
- 「自用地評価額×(1−借地権割合×借家権割合)」の形が基本
FP試験での出題パターン
相続税の宅地評価は、路線価方式や固定資産評価額方式、貸家建付地・貸宅地の評価減などの計算問題が頻出です。各割合の掛け方を誤らないように注意してください。
この知識が使われている問題
まとめ
- 貸家建付地は、自用地評価額から借地権割合×借家権割合で減額
- 奥行価格補正率や地積を正しく掛け合わせる
- 計算式は「自用地評価額 × (1 − 借地権割合 × 借家権割合)」が基本