【FP2級 2025年5月 実技試験】第3問の解説

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あらかじめご理解いただければ幸いです。

正解は「C.10,400円」です。
投資信託の収益分配後の個別元本は、分配金が「普通分配金」か「特別分配金(元本払戻金)」かによって異なります。本問では普通分配金に該当するため、個別元本は分配後の基準価額と同額になります。

この記事では、FP2級実技試験(2025年5月)で出題された第3問「投資信託の個別元本と分配金の判定」について、試験対策の観点から解説します。

投資信託の個別元本とは

個別元本とは、投資信託を取得した際の1万口当たりの取得価額を基準とした元本のことです。収益分配金が支払われた場合、その分配金の種類により個別元本が調整されます。

問われているポイント

この問題では、収益分配金が「普通分配金」か「特別分配金」かを判定し、その結果として収益分配後の個別元本がいくらになるかを正しく判断できるかが問われています。

気を付けてほしい点(勘違いしやすいポイント)

  • 分配後基準価額が個別元本を上回っている場合は普通分配金
  • 特別分配金の場合のみ、個別元本が引き下げられる

補足
本問では、分配前基準価額は11,400円、分配金は1,000円であるため、分配後基準価額は10,400円(11,400円−1,000円)となります。資料に示された分配後基準価額も10,400円であり、分配後基準価額が個別元本を下回っていないことから、これは普通分配金と判断されます。したがって、個別元本は分配後基準価額と同額の10,400円となります。

FP試験での出題パターン

FP2級・3級では、投資信託の分配金区分(普通分配金・特別分配金)と個別元本の関係が頻出です。
計算問題であっても、実質的には「区分判定」を問われるケースが多く見られます。

まとめ

  • 個別元本は分配金の種類によって調整される
  • 普通分配金の場合、個別元本は変わらない
  • 本問では個別元本は10,400円
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