FP3級 2023年1月 実技試験|第16問 過去問解説 「退職一時金の取り崩し額計算」

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あらかじめご理解いただければ幸いです。

正解は「A.1,060,800円」です。
退職一時金500万円を年利2.0%で複利運用しながら5年間で均等に取り崩す場合、資本回収係数(0.21216)を用いて計算すると、年間取り崩し可能額は500万円×0.21216=1,060,800円となります。

この記事では、FP3級実技試験(2023年1月)第16問「退職一時金の取り崩し額計算」について、係数の選び方と計算方法をわかりやすく解説します。

資本回収係数を使った計算

年間取り崩し額=退職一時金×資本回収係数
=5,000,000円×0.21216
=1,060,800円

※資本回収係数は、複利運用しながら均等に取り崩す場合に使用します。

係数の選び方

表に示されている3つの係数のうち、今回の設問の条件「複利運用しながら均等取り崩し」に最も適した係数は資本回収係数です。
・減債基金係数:将来一定額を積み立てる場合
・現価係数:将来の一時金の現在価値を求める場合
・資本回収係数:現在の資金を複利で運用しつつ均等に取り崩す場合

注意ポイント

  • 利息が加わるため、単純割り算(500万円÷5年)は誤り
  • 税金やその他条件は設問に指定がない限り無視
  • 係数の選択ミスが最も多い誤答原因

FP試験での出題傾向

FP3級・2級の実技試験では、退職一時金や年金資金の取り崩し計算で、資本回収係数や現価係数を用いる問題が頻出です。表の読み取りと条件の整理が重要です。

まとめ

  • 複利運用しながら均等取り崩しは資本回収係数を使用
  • 年間取り崩し額=退職一時金×資本回収係数=1,060,800円
  • 減債基金係数や現価係数は条件に応じて使い分ける
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